【2歳3カ月】「え?」と思った保健師さんの言葉

2歳3カ月になっても続いていた保健師さんとの面談。そこで保健師さんが驚いた様子で言った「表情をみてますね」という言葉に、私は「えっ?」と思いました。

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2014年7月18日(2歳3カ月)

今日は保健師の細川さんとの面談。私は今日も、最近のあおいの成長(言葉のこととか、イヤイヤのこととか)話したけど、細川さんからの反応はあまりなかった。

だけど今回は、途中で細川さんの表情が大きく変わった瞬間があった。

それは、細川さんがあおいに「お絵描きしてみる?」とボールペンを渡したときのこと。

普段、触らせてもらえないボールペンを持たせてもらって、ちょっとびっくりしつつも嬉しそうだったあおいは、「え?使ってもいいの?」という様子で細川さんの表情をうかがった。

そしたら、細川さんがびっくりしたように「表情をみてますね」と言ったのだ。

「え?」と思った。

だって、あおいが相手の表情をうかがうなんて、最近はじまったことじゃない。あおいは、1歳になったばかりの頃から、私の機嫌の変化も敏感に感じ取っていた。

でも、細川さんはあおいはそんなことできないと思っていたようだ。

振り返り

保健師さんとの面談というのは、1歳半健診の後からはじまったものでしたよね

はい。1歳半健診から2カ月後の1歳10カ月の頃から、2カ月おきくらいのペースで、私はあおいを連れて保健センターに行って保健師さんに会っていました。

保健師さんはいつも、芳井さんの話にあまりリアクションをしてくれなかったんですか?

そうですね。はじめて面談をしたときから感じていたことでしたが、何を話しても保健師さんの反応は微妙で……。私はいつも「何か的外れなことを言っているのかな」という気持ちになっていました。

そんな保健師さんが、あおいちゃんがボールペンを持って「使ってもいいの?」という顔をしたら驚いていたんですか?

はい。このときは3回目の面談だったんですけど、私は保健師さんのそんなリアクションを見たのははじめてでした。

保健師さんはどうして「あおいちゃんが表情をみていること」に驚いていたんでしょうか?

今振り返ってみると、言葉の遅れなどから保健師さんは最初からあおいが自閉スペクトラム症だと考えていたんだと思います。

そして、自閉スペクトラム症の子どもは「親の言動にわれ関せずの行動をとる」場合が多いことから、保健師さんはあおいもそうだと思っていたんじゃないでしょうか。

 言葉が遅いだけでなく、親の指示が伝わりにくいと感じられるかもしれません。多くの子は2才前後になると、親の「ダメ」に敏感に反応し、顔色をうかがうようなそぶりを見せます。しかし、自閉傾向のある子は、親の言動にわれ関せずの行動をとります。

『赤ちゃん〜学童期 発達障害の子どもの心がわかる本』主婦の友社

ボールペンを渡されて保健師さんの顔色をうかがったあおいの反応に、保健師さんは「あれ?思っていたのと違う」と驚いていたんだと思います。

芳井さんは、そんな保健師さんのリアクションを、どう思いましたか?

「え?」と思いました。

あおいは生後11カ月の頃には夫の表情をうかがいながらお風呂でいたずらのようなことをしていましたし、1歳になったばかりの頃から私の機嫌を敏感に察知していました。

急にボールペンを渡されて「いいの?」と保健師さんの表情をうかがう———。そんなこと、これまでのあおいを知っている私からしたら、全然意外じゃなかったんです。

芳井さんからしたら、驚いている保健師さんに、むしろびっくり……というかんじですか?

そうですね。「あおいのこと、どんなふうに思っていたんだろう?」と、私は少しモヤモヤした気持ちにもなりました。

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この記事を書いた人

1982年生まれ。
3歳差の姉妹を育てている主婦です。
ここでは「長女が生まれてから自閉スペクトラム症(ASD)の診断を受けるまで」を育児日記をもとに振り返っています。

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