
「今日は、こういう『親子教室』を紹介しようと思っていたんだけど、あおいちゃんには必要ないかな」
長女が2歳3カ月の頃に受けた面談の中で、保健師さんからそう説明された保健センターの親子教室。私はただ「遊び場が増えるならありがたい」という気持ちで「参加したいです」とお願いしました。
2014年7月18日(2歳3カ月)

面談の最後には、親子教室を紹介してもらった。
細川さんは「あおいちゃんには必要ないかな」と言っていたけど、「参加したいです」とお願いして来月から参加させてもらうことになった。ちょうど新しい遊び場を探していたところだったから。
保健センターで、月に1回やっているらしい。児童館の子育てひろばとは別の曜日みたいだから都合がいい。
振り返り

ここで紹介してもらった「親子教室」というのは、児童館の「子育てひろば」とは別のものだったんですか?
はい。1歳半健診後からすでに通っていた児童館の子育てひろばとは別のものでした。
その親子教室というのは、どういったものだったんでしょうか?
当時の私はそこまで説明されていなかったんですが、この「親子教室」は1歳半健診で「要観察」となった子の経過をさらに詳しく見ていくためのもので、保健師さんはもともとあおいにも通ってもらう必要があると考えていたようです。
ただこのときの面談では、保健師さんは「あおいちゃんには必要ないかな」と言っていたんです。
必要ないというのは?
保健師さんは面談の中であおいが表情をうかがう仕草をしたことで、親子教室は必要ないと考えたようでした。
表情をうかがう仕草をしている子には、親子教室は必要ないということですか?それはなぜなんでしょうか?
面談の中で直接言われたことはありませんが、おそらく保健師さんは1歳半健診の結果から「あおいは自閉スペクトラム症である」と考えていたと思うんです。
だからこそ、保健センターの親子教室で経過を詳しくみていく必要がある———そう思っていたけれど、あおいが保健師さんの表情をうかがう様子を見て「違う」と感じたんじゃないでしょうか。
自閉スペクトラム症の子は、人の表情をうかがわないということですか?
そのような傾向があるんです。
だからこのときの面談では、保健師さんは私に資料を見せながら「今日は、こういう『親子教室』を紹介しようと思っていたんだけど、あおいちゃんには必要ないかな」と言っていました。
でも芳井さんは、あおいちゃんとその親子教室へ参加したいと思ったんですか?
はい。なぜかというと、私はちょうど「児童館の子育てひろばのほかにも通える遊び場があったらいいのにな」と考えていたところだったからです。
あおいが喜んで通っていた子育てひろばは、近所の児童館で週に1度開かれていたんですが、それだけではちょっと物足りないなと感じはじめていて。
保健センターなら家から近いし、曜日も児童館の子育てひろばとはかぶらないようだし……。
私はそんなふうに思って「参加したいです」とお願いしました。だから「1歳半健診後のフォローアップのために親子教室に通う」なんて意識はまったくなかったんです。


